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理事長挨拶

理事長挨拶

本学会は,2012年1月に設立され,2017年1月には設立5周年を迎えることになる。そのため,設立5周年を迎える前の本年9月に,第5回全国大会を開催することになった。第1回全国大会は明治大学(駿河台キャンパス)で開催したこともあって,記念すべき5周年記念全国大会の開催も明治大学にお願いした。明治大学商学部の先生方をはじめ,大会実行委員の先生方にはたいへんお世話になった。

本学会は,2015年5月に一般社団法人化がなされ,同年11月には日本学術会議協力学術研究団体の指定も受けた。さらに,本年5月には権利保全のため,学会名である「地域デザイン学会」の商標登録もなされ,併せて新たなロゴマークも完成した。このような組織化戦略が一段落した現在,学会の今後のさらなる発展に向けて事業の推進が大いに期待されている。

このようなさなかに,本全国大会が開催されることになったのである。その意味では,今後の5年間の活動が予感できる内容になればということで,今回のプログラムが構築されている。本学会は後発の学会であるにもかかわらず,伝統的な知名度の高い学会と同様に,大会での報告にはきびしい審査が行われている。そのため,誰もが報告できるわけではないが,その分だけ質的に問題がある報告はない。また,本学会では学会としての方向性を明確にするため,報告は統一テーマとの関連付けが前提になっている。その意味では,大会全体としての思想性が明白に現出している。

さて,本学会の特徴には,地域部会とともに,特定の課題別にフォーラムが組織化されていることが見いだせる。そこで,今回はこれらのフォーラムの中から3つを選択し,フォーラムセッションを設定した。これを契機に新たなフォーラムが設置されることを大いに期待したい。 また,学会誌を定期的に刊行していることが評価されているため,今後も学会誌の充実を図っていく。本大会の報告にはユニークなものが多く見受けられるので,可能な限り多くの報告者の論文投稿を期待する。

本大会は,今後5年間の活動のためのジャンピングボードになればと考えている。これを契機に多くの非会員の方々が本学会へご参加くださることを期待したい。

 

2016年7月吉日

(一社)地域デザイン学会理事長 原田保

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